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三浦大介及三浦党/北村包直

出版 1925年  一二三堂書店

三浦半島に伝わる三浦の話を清濁併吞で集めた一冊。三浦党必見。

義明祖父様中心に、マイナーな一族の話も載っているのでほくほく。吾妻鑑でしか書かれてないエピソードの三浦視点な話もある。まぁ地元の伝承なので蓋然性を求められると弱いのだが、かなりおいしい。三浦党だけでなく河内源氏の話や交流のあった御家人の話もあるぞ。

大正時代なので「例の史観」になっているし、義明祖父様ageageなのだが、そこらへん差っ引いてもかなりの良書。

特に編者の北村殿は、悪源太クラスタだったのかもしれない。義平殿のかなり詳しい話が載っていたかと思えば、最後に「これはとある人物の中学生時代に書いた小説です」とある。「いや、絶対これ書いたのアンタだろwwww」と思わなくもない。

ちなみに古すぎて、入手は困難。さっきアマゾンで見たら3万超えてました。
オレは運よくアマゾンで千円ぐらいでポチッた

神奈川県の大きな図書館なら書庫にあると思う。他の地域でももしかしたらあるかも(岡山県で確認済み)

三浦大介及三浦党/北村包直」への2件のフィードバック

  1. 胤義様、本の紹介ありがとうございます。
    おかげ様で、なんとか手に入れました!大正時代に5円の本でしたが、今では万の価値があるそうです。当時の5円。そのことを思えば、アマゾンの高い値段もなんのその!といいたいところですが、実は古本町で探して、5000円程で手に入れることができました。
    まるで香港にいるかのような旧漢字なのがお値段以上にネックですが、
    大好きな三浦党の皆様方のために、読破します!!!
    記事が増えてて、嬉しいです。また京都や滋賀や神戸に遊びに来てくださいね。お待ちしております。

    1. お役に立ててなにより! 2019年の命日は土曜日だから、ホテルも早めに予約しなきゃな!

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