2018年末から、承久の乱フィーバーに沸き立つ宮方クラスタに承久の乱本のまとめ。
皆の者、財布の紐引きちぎる準備は出来たかー!?
【2018年】
12月20日
中公新書 承久の乱 -真の「武士の世」をつげる大乱- / 坂井孝一
【2019年】
1月18日
文春新書 承久の乱 日本史のターニングポイント / 本郷和人
坂井殿の本は、承久の乱がどういう戦だったかを知る「物語」
本郷殿の本は、歴史の流れという大きなくくりの中での承久の乱の重要性を知る「講義」という印象。
どちらも初心者向けだが、坂井殿の方は「承久の乱って名前とだいたいの流れは知っているけど、詳しくは知らないなぁ」という人向けで、
本郷殿の方は「承久の乱? 応仁の乱より前なの後なの?」レベルの人にも解りやすいかなと。
3月7日
思文閣出版 説話研究を拓く 説話文学と歴史史料の間に
歴史文学と多重所属者(樋口大祐)
―慈光寺本『承久記』における三浦胤義について―
3月16日
戎光祥出版
光祥中世史論集第8巻 承久の乱の構造と展開
-転換する朝廷と幕府の権力
上半期
承久の乱研究の最前線 / 日本史史料研究会
11月
花鳥社 軍記物語講座 第1巻「武者の世が始まる」
(将門記・陸奥話記・後三年記・保元物語・平治物語・承久記)
【以前刊行のおススメ承久の乱本】
吉川弘文館
敗者の日本史6 承久の乱と後鳥羽院/関幸彦
後鳥羽院側から見た承久の乱。
珍しく、宮方の武士についてもバッチリ言及がある。
承久の乱の宮方の動きに興味が湧いてきたらおススメする一冊。
中世公武関係と承久の乱/ 長村 祥知
初心者向けではないが、承久の乱にどっぷりと浸かる覚悟があれば必携。